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台座に組み込まれたオルゴールでオルゴール音と共に回転するクリスマスツリーです。
クリスマスツリーが台座からはずれてグラグラになっているという事で修理依頼されました。
ツリーの根本を見ると台座からはずれて、台座を覆っている布地になんとかくっついている状態です。
台座にツリーがどのように固定されていたのかを調べるため台座を分解しました。台座の裏蓋は接着剤で固定されていたので、ホットナイフで溶断しました。
内部を見ると中央部に凹みがあり、この凹みにツリーの根本が接着剤で固定されていたようです。
次にツリー根本の布を切って、台座の凹み部分とツリーの根本部分を調べました。
凹みに比べ根本部分は細く、凹みのサイズに合わせるための円筒状のプラスチック部品が割れてバラバラになっていました。
ツリーの根本を凹みにピッタリ固定する修理方法として同じ様なプラスチック部品を3Dプリンターで作る事も考えましたが、もっと簡単にエポキシパテで隙間を埋めることにしました。
凹みにエポキシパテを詰めてからツリーの根本を差し込み、固まるのを待つだけです。
エポキシパテが固化すると、ツリーは自立するようになりました。これで、完了しました。
依頼にはなかったのですが、ツリーの先端にあったと思われる飾り(星型)が欠落していたので、3Dプリンターで簡単な星型を作りました。白色は似合わないので、金色に塗装しました。